シュエウーミン瞑想センターを訪れた〈Part2〉

2020年3月9日月曜日

瞑想センター

t f B! P L


瞑想センター内では、修行者は時間割に沿って修行する。時間割は歩く瞑想と坐る瞑想を交互に1時間ずつ行なうようになっている。




その時間は全てこのゴングによって知らされる。ゴングが鳴ったら試合開始……ならぬ、瞑想開始というわけだ。





修行者の1日は早い。起床は朝3時半。それから5時まで瞑想する。



5時から掃除。瞑想ホールや宿舎を手分けして行なう。



掃除の時間もマインドフルネスを忘れない。



5時半から朝食になるが、合図が鳴らされるまで並んで待つ。



合図はこの丸太製のドラムの音だ。これがボコボコ鳴ったら大食堂へ移動する。



瞑想センターの食事は、全て修行者やサポーターからの寄付で賄われている。この日の提供者は電光掲示板で知らされる。



この日の修行者の数は約200人。半分以上は外人だ。それが一斉に食事を摂るのだから凄い量が出来てくる。そして食事は自分で好きな分だけとっていい。



今日のメニューはミャンマーの代表的な麺料理の「モヒンガー」だ。



食事の提供者が正面に立って修行者達にコーヒーと果物を勧める。



席に着いたら、お経を1分ほど唱えてから「いただきます」



慌てて食べるのは禁物。あくまでもゆっくりマインドフルに。



食後すぐ今度は、比丘達は近所の村を托鉢して回る。朝食の残りを貰ってきてそれを昼食にするためだ。




近所の人々が比丘達の列に食事を差し出す。



大体どこの家でも丼一杯分ぐらいの量の御飯を、比丘一人につきレンゲで一杯分ぐらいずつ渡す。比丘はそれを専用の鉢で受取る。御飯がなくなったら、そこでお終い。



子供達にはキャンディやお菓子をあげたりする。



牛乳屋はプラスチックのカップに牛乳を入れて差し出す。それを歩きながら飲むサマネラ(沙弥)たち。



お布施した後は合掌する。これだけやられたらちゃんと修行しないと申し訳ない。



田舎道を鉢を片手にした比丘達の行列が通り過ぎて行く。




修行者たちは、その間も瞑想ホールで歩いたり座ったり、ずっと瞑想し続ける。
それ以外はする事がないのが、この瞑想センターと云う所だ。



外人の瞑想指導は、毎朝9時半から、指導部長の塔頭で行われる。この塔頭の1階がミーティングルームになっている。




自分の面談の順番を待つ修行者たち。この間に今日質問する事や、自分が体験した事のレポートをまとめておく。




指導部長はウ・テジャニヤ長老で、修行者たちが順番に体験を報告していく。それに対して直ぐに的確なアドバイスが返って来る。




長老が座っているのは、誰が寄付したかわからない、通称「床屋の椅子」だ。




面接指導はグループ制で、楽しい雰囲気で行われる。日本の道場と違って、決して怒声が飛んだりするような事はない。これは英語のグループだが、他に通訳付きの韓国語グループや中国語グループ、ベトナム語グループなどの時間もある。日本語の時間は残念ながらない




ミーティングルームの壁に掛けてあるのは、中央の故シュエウーミン長老と、その左側が今の指導部長のウ・テジャニヤ長老、そして右側の人は誰だ?というと実はこの人はウ・ジョティカ長老と言って、彼の著作は魚川祐司氏によって訳され「自由への旅」というタイトルで日本でも新潮社より出版されている、ミャンマーを代表するマインドフルネス瞑想の指導者たちの写真だ。ウ・テジャニヤ長老とウ・ジョティカ長老は、二人共シュエウーミン長老の弟子、つまり兄弟弟子だったわけだ。




ミーティング終了後も、しつこく長老に食い下がる修行者。「いやぁセヤドー、本当に悟ったんですよ」「アハハだからそれはさ」他の修行者たちが呆れて見ている。「やだわ、あの人悟ったなんて言って」



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  最終更新日 2023.12.31

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